夕方になると足がむくんで靴下の跡が付く・朝起きると顔がむくむ
ムクミでこのよう経験をしている方は多いと思います。
ムクミは疲労の蓄積や血液・リンパの循環の低下が原因で起きます。このムクミ程度でしたら夜寝たり時間とともに改善していくものです。
しかし今までは次の日にはムクミは無くなっていたのに今では常にむくみを感じる。。。「ただのムクミだから大丈夫」と考えていませんでしょうか?なかには足のむくみが病気のサインということもありえるのです。
今回は足のむくみから考えられる病気について紹介していきます。
ムクミのチェック
- 夕方にかけてむくむのか?・朝むくむのか?
- 両足むくむのか?・片足だけむくむのか?
- むくみの程度が日を追うごとに変わらないか?・悪化しているか?
- ムクミの部分を指で押すとへこみがすぐ見戻るか?・へこんだままか?
- 体重の増減はないか?・増減があるか?
右の答えの多い場合ですと重度のムクミの可能性が高いです。病院での受診をお勧めします。
足のむくみから考えられる病気
心臓の病気
心臓の病気によって起こるものです。心不全などが考えられます。
心臓の機能が低下することで体内に水やナトリウムが溜まることで発生するむくみです。
腎臓の病気
腎臓の病気によって起こるものです。ネフローゼ症候群、急性糸球体腎炎、腎不全などの病気があります。
腎臓の機能の低下によって余分な水分や塩分が体外にきちんと排出できず溜まってしまったり、タンパク尿が大量で出ることで体内の水分のバランス調整できなくなることでむくみが発生します。
肝臓の病気
肝硬変や門脈圧亢進症が考えられます。
肝機能の低下による血圧の上昇が水分排出を低下させて水分が体内に溜まることで、むくみとなります。
内分泌系(ホルモン)の病気
甲状腺機能低下症:橋本病・甲状腺機能亢進症:バセドウ病、による甲状腺機能の異常によるムクミ
女性の場合は婦人科系疾患によるムクミもあります。
血管性浮腫
下肢静脈瘤
リンパ性浮腫
がん治療によるリンパ節の切除やリンパ管の機能不全によって発症します。
最後に
一般的なムクミに関しては生活習慣を見直すことで改善されていきます。しかし病気が原因のムクミは病気の治療を行うことが大事です。
前以上にムクミが悪化した・ムクミが戻りにくい・ムクミ以外の体調不良がある場合は病院での検査をお勧めします。
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